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9025ec64 Old Timer i1b5ibip3kS 2022-10-28 09:16
トランプの2016年の選挙戦術でうまいと思うのは、"Make America great again!"だ。"Make ~"は未来のことだが、"again"は過去を参照する。トランプは過去と未来を現在に持ち込んでいる。

魅力あふれるトランプがいかにも地味なバイデンに負けたのはなぜか?これは彼の政治空間感覚が衰えたからだ。自分が中道より右にいる場合、これから潜在的に獲得できる新しい支持者は自分の右より左に多い。自分が中道寄り左にいれば逆だ。右にいてさらに右に寄ったトランプは負け、左にいて右に寄ったバイデンが勝ったのは、単純な算数の結果だ。サンダースの存在もバイデンの役に立った。サンダースがいることで、バイデンには保守性のにおいが漂った。

二大政党制では、有権者のある層を味方にすれば、別の層を敵に回し、しかも敵側の票が分散しない。こういう政治環境で候補が二人なら、その時点で中道により近い候補が勝利する。

それぞれの陣営の次の時代の候補として、バイデン側にはブティジェッジ、トランプ側にはデサンティスがいる。ブティジェッジはバイデンより左、デサンティスはトランプとおおよそ同じ立ち位置にあるので、デサンティスが有利だ。

イギリスを見てみよう。アメリカと同様の二大政党制がある。ジョンソンは右の人で、退陣に追い込まれた。彼は支持率を維持できるのに最適な位置よりさらに右にいたことになる。リズ・トラスはジョンソンより右の政策を唱えたため、急激に支持を失った。トラスより左の政策を提示し、スナクは357人中180人を越える推薦を受けた。対立候補を見ると、ジョンソンは50人、モーダントは26人と伝え聞く。スナクがインド系移民二世であることも有利に働いた。

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