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512a244e anonymous 2024-02-28 06:31
カルト宗教の特徴は、束縛の強さ(特に、恋愛関係を含む性的ルールの強要)、要求される献身基準の高さ、閉鎖性、秘密主義、攻撃性、排他性、独善性、無謬主義、教条主義(≠原理主義)、人間関係や家族の分断、子供に対するマインドコントロールなどが挙げられるが、現在のサイエントロジー教会は、これら全ての特徴を持っている。

その元凶は、LRH教義に対する無謬主義に基づく教条的かつ恣意的な(つまり、アービトラリーな)データの適用である。

サイエントロジー教会における教条主義的なデータの適用における主要な実例は、➀教会オーグの管理運営における、一週間という短期スタッツの採用に基づくコンディションの公式の適用(目まぐるしく変わるコンディションの指定)、➁エシックスにおけるPTS/SPデータの濫用、➂コースルームにおける誤解語現象の濫用である。これらは全て、単一のデータを過剰に広範囲に渡って適用することで、あらゆる事象の原因を単純化するという愚かさの結果である。

サイエントロジストの総数の少ない日本では問題となっていないが、特に、アメリカにおいては二世問題として、家庭教育の在り方が、この教条的データの適用によりトラブルを招いている。

サイエントロジー教会では、病気であれ、怪我であれ、事故であれ、無気力であれ、無責任であれ、であれ、あらゆる困難の起因をPTSケースとして当人に割り当てる。

病気で困難を抱えた人間に、なぜ病気を引き込んだのかと当人の責任を自覚させることで自責の念を駆り立てて、尋問するのは酷である。特に、子供ならなおさらである。

サイエントロジーでは子供も大人として扱うため、大人と同等の責任を担わせる。サイエントロジストは、人間の本質はセイタンなので、子供にも大人と同等の有能さと責任感を有しているという信念を持っている。子供という存在は肉体的な区分に過ぎず、大人と同じ資質と強さを秘めていると考えるのである。これ自体は正しい信念ではあるが、子供は身体的能力も劣り、社会的権利も有していないのであるから、大人と同等の責任を要求することは誤りである。

しかし、このサイエントロジーの信念の故に、教会サイエントロジストを親に持つ二世以降の子供は、他の世間一般の子供より遥かに大きな能力と責任(ほぼ義務と同義)と自覚が要求されることになる。教条的なサイエントロジストの家庭では、子供だからと言って、一切の言い訳も甘えも許されないのである。

そもそも、あらゆる困難に責任を取ることができ、病気や怪我といったあらゆる反生存因子を跳ね除けることができるなら、最初からバンクは抱えていないし、既にOTになっているはずである。

それに、あらゆる困難をエシックスの尋問で解決できるなら、ダイアネティックスを初めとするプロセシングの技術もアシストもビタミン剤も、そして医学さえも必要ないであろう。

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