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05bb0f28 anonymous 2023-01-10 12:33
>>f050df92

>The Eighth Dynamic would be the dynamic of the Supreme Being, or the Creator. That would be God. One could consider that God created the physical universe and the theta universe.

これは完全なアービトラリーの導入です。RTC版のNewOTⅧでは、セイタンと至高の存在との関係がマテリアルに記載されているようだが、LRHは1950年代の初期の段階で、仮定された大元のセータ(いわゆる至高の存在)は存在しないと述べていて、1960年代のGPMに関する講演でも、自身が確信犯的な無神論者であることを仄めかしている。また、第8のダイナミックは至高の存在ではない。こんな文言を入れれば、我々は至高の存在の奴隷としての運命を未来永劫に受け入れなければならなくなる。トラップ以外の何物でもない。
9c1a2a0d Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-10 21:34
>>f6df74ae

その菜園人が当時の法律に反する咎がなければ、警察が政党に逮捕する理由もないだろう。慎重な行動が必要になるのはこれからだと思う。

しかし、日本の教会組織が慎重になることは、菜園のとりわけ技術部門の人員に歓迎されることになるだろう。払い戻しサイクルで聴聞を提供するのは一般的に楽しいものではない。
14928ce2 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-10 21:53
>>28927349

あー、そこは誤解があると思う。そのような誤解が生じることを俺は予期できなかった。そなたがどう受け止めるかわからないが、説明はしておこう。

今や菜園の教会にも自由領域にも、転生菜園人、転生クリアー菜園人、転生クリアー、天然クリアーたちがいる。教会ではまぁ問題はないんだが、自由領域でそういう人々が技術を開発しようとすると、体験を通した実感がない部分が大きくなる。特にこの生涯では最初からクリアーだった場合、大姉聴聞を受けることもできないし、自由領域で大姉をソロで実行可能かどうか試すようなこともできない。

俺の 『最小の橋』 はソロで実行するように作られているが、そこにR3R系統大姉が含まれないのは、グレード0の後のGF+40でクリアーになったと思われるからだ。

俺は教会でGF+40からのの大姉聴聞を受けているときにクリアーコグを口にしたので、その後は内在化ランダウンなどの大姉処理を受けられなくなった。しかし、CCRDのためのセットアップにクラスV組織ではできないことが含まれていたため、CCRDは受けていない。俺は教会には技術的にクリアーとして扱われたが、公式にクリアーだと認定されていない。
ed0bc621 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-10 22:08
俺が大姉とかかわるようになったのは1952年、イギリスのマンチェスターでのことだ。それから10年くらい、時々聴聞を受けたりもしたが、クリアーにもならずだらだらと過ごし、幅度に挨拶くらいはしたが、技術面で直接指導を受けたりはしていない。そして、1962年に急性アルコール中毒で死んだ。そこから7年間のことは思い出せない。

俺の現在の生涯は1969年に始まった。俺は転生時の記憶保持者ではない。

俺はフロリダの旗組織で聴聞士訓練を受けた。当初は非常に出来が悪い生徒だった。その後も、聴聞士としてはかなり特殊なタイプで、使いどころが限られ、総合的に有能だという評判を得たことはない。
4763e40f Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-11 08:53
旗組織では俺のOCAスコアが底辺近くだったので、オブジェクティブズ、ARC SW、KTL、LOCをやらなければ訓練生として受け入れないと言われた。

それらを終えてからも、プロTRとレベル0にずいぶんと時間がかかった。

レベル1の時、実習でのPCは俺と同じく訓練生だったが、逃亡して帰ってこなかった。俺は倫理部門に送られ、様々に不愉快な経験を経て、技術修正部門に送られた。修正官は俺にレベル2の講演テープを勉強させた。俺はこの措置に大いに不満があった。PCの逃亡を察知するのにレベル2の知識が必要なら、まだレベル1の俺に落ち度はないはずだ。

レベル2の時の実習PCは11歳の少女だった。俺から聴聞を受けた次の日に熱を出したので、俺は再び倫理部門送りになった。俺の聴聞のどこが悪いのかも教えてもらえず、生徒の帽子からやりなおしをさせられた。

このころ、海組織にいた14歳が俺の彼女になった。これは菜園では重大な規律違反、法では年齢差6歳半なので合法、俺の倫理観でも悪行ではなかったので、こっそりと付き合っていた。ばれたら菜園教会から追放されるだろうけど、教会に対して不満が溜まっていたので、菜園人としてはワルになると決めてた。

レベル3の時の実習PCはその彼女が以前通っていた友達で、ちょっとスネかけた13歳だったが、多くの不手際があったにもかかわらず、結果は非常に良かったが。レベル4の時の実習PCは俺がそこら辺から拾ってきたホームレスで、複雑なレベル4プロセスの対象としては最高難度に近いものになり、不手際だらけだったが、結果は良好だった。重大な規律違反をやっていたので、ケース監督もコース監督も倫理官も修正官も御簾下別児も恐くない。当然だがPCも恐くない。

『生存の科学』で聴聞士には勇気も必要だと書いてあるところがあるはずだ。勇気っと言っても、振り絞ったものではたぶんダメだ。多少はやんちゃなことをやって、倫理部門での悪評が立つくらいがちょうどいい。
03e38588 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-11 09:08
俺の当時の彼女は心臓発作であっけなく逝ってしまい、俺は再び倫理課の常連の1人になり、いろいろゴネ続けたので、クラスV組織に送還された。

クラスV組織では常に聴聞時間が一番短い聴聞士だった。PCに大きなコグがあれば、セッションはそこまでで、ある程度の期間はPCを休ませるのが幅度の技術に沿うものだ。俺は本来 "基礎" 側の従業員なので、 "日中" に働きたくなかったということもある。俺が特別優秀だと言っているのではない。他の聴聞士のPCからも大きなコグは出ていた。しかし、連中はワルではなかったので、 "次は1ヵ月後くらいにしましょう" などとPCには言えなかった。

聴聞時間が短く、 "生産性" が低すぎたし、無断欠勤の常習犯でもあったので、俺は第4部門からお払い箱になった。そのまま技術関係と縁が切れると思っていたら、オーストラリアの上級CSが俺に目を付けた。俺のPCが払い戻しサイクルを起こしたことがなかったことが評価されたのかもしれない。(ただし、これは聴聞士としての俺の技能のおかげじゃなく、借金をしないようにPCに入れ知恵していたからだ。)
079d92ab Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-11 09:29
俺は第5部門に転属され、技術修正官と修復聴聞士を兼ねることになった。

俺はクラスIVだが、クラスV卒やクラスVIの連中の技術も修正せねばならなくなった。それで、暇がある時には聖闘士昼、フィラデルフィア、フェニックスなどの講演記録を聴き、赤全集の最終巻以外を全部読んだ。

俺は相変わらず無断欠勤常習犯だったが、クリアーコグを得た後では、FDSに定評のある修正官になった。FDSは学習を支援するものだが、中身は聴聞に近く、クラスV組織では聴聞を受けられないクリアーの1人かが俺のFDSの常連になった。

修復聴聞士としてはかなりの成果を上げた。10件の払い戻しサイクルに関わり、7件は菜園を続けることになった。そのうち1人は後にケース監督になった。ゴネるPCはワル聴聞士の領分なのだ。

俺はもともと "基礎" の従業員として契約していた。5年契約だったが、 "日中" でも働かされていたので、3年くらいで逃亡した。
a21d32ed Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-11 09:38
それから27年間、菜園について考え、実践を続けている。

幅度は色々な面でワルだったし、菜園では独裁者だった。幅度の聴聞が効果的だったのも当然だ。しかし、1950年代の "世界最初のクリアー" は幅度ではなく美案気、1960年代の "世界最初の真のクリアー" は真久真寿太だ。クリアーの定義は何回関わったが、幅度はなかなかクリアーになれなかった。 幅度を怖がらない聴聞士はなかなかいなかったのだ。

幅度にとっての転機は、真世から聴聞を受けたことだろう。真世はワルなので、幅度を怖がらなかった。幅度をクリアーにしたのも真世なのかもしれない。幅度が死にかけたとき、真世は自分が考案したプロセスを幅度に対して使った。これがNOTsになった。

後にNOTsの著作権をめぐって真世と幅度は裁判で争い、真世は推定30万ドルで幅度に権利を売った。ほら、真世はワルだろう。
07ef8855 anonymous 2023-01-11 14:58
まさか、まさかとは思うが…





速読法が入り口になってたりしないよな…
8c3c525d anonymous 2023-01-11 21:16
>>a21d32ed

LRHがナチュラルクリアーでなかったということに驚きました。私は、LRHがナチュラルクリアーで、エングラムバンクのケースを持っていなかったからこそ、エングラムバンクとアナライザー(分析器)の存在を発見できたと思っていたのですが。LRHの初期(1,950年代初期)の執筆用の吹き込みテープ(改行・タイトル・文章等を口述)を聴いたことがあるのですが、超速の仕事でした。あれがクリアーでない(ノーマル)となると、LRHの頭の回転や反応速度は、ノーマルの状態で既に超人的なものだったということになります。

LRHは「ルールを創造する人間はルールに縛られることがない」と、講演で語っています。LRHもルールメイカーゆえに、自らが設けたルールに縛られることがなかったのでしょう。

Notsに関しては、私はLRHが公認したものか否かについて懐疑的な立場です。1,978年は、外部の法律事務所に教会のトップマネジメントが乗っ取られ、LRHが教会内の権力を失った時期と同一であるからです。この年に、デヴィッド・メイヨーを筆頭に多くの技術的改変が行われました。その一つがNEDの発表です。NED(R3RA)自体の中身はスタンダード・ダイアネティックス(R3R)と大差ありませんでしたが、ブックワン・コースの代替として入門コース(相互オーディティングコース)を構成し、大きなケース上の成果を上げていたスタンダード・ダイアネティックスが棄却されNEDに格上げされたことで、新規のパブリックは割高なブリッジサービスに乗らない限り、手頃な価格でクリアーを生む可能性のあるスタンダード・ダイアネティックスにリーチできなくなりました。代わりに、ダイアネティックスサービスは、ほぼクリアーを生む可能性が皆無である昔の原始的なブックワンコース(いわゆる体験・お試しコースの類)に差し戻されました。LRHが方針書で、「新規のパブリックにダイアネティックスを提供せよ」と述べたのは、大きなウィンを与え得るスタンダード・ダイアネティックスの提供のことであって、成果に乏しいブックワン・コースのことではありませんでした。これは、結果的に、開業オーディターの淘汰にも繋がり(教会にとっては役立ち)ました。私は、デヴィッド・メイヨーも、教会乗っ取りの内部工作員(エージェント)の一人であったと考えています。

※これは、独自の解釈ではなく、元教会サイエントロジストの分析及び見解を踏まえて、それを私が情報ソースと論理的妥当性と情報の質・量(情報精度&情報のボリューム)から採用したものです。
c8600f33 anonymous 2023-01-11 21:18
大変、僭越で申し訳ないのですが、オールド・タイマー氏は、構造主義的なパターンの分類や事象の全体像や要点を把握する知性(分析力)は非常に優れていると感じるのですが、一つ一つの事象を丹念に掘り下げていく(あるいは前提そのものをゼロベースで検証していく)類の分析力は弱いと思います。これは、他の元教会サイエントロジストのサイエントロジーに関する分析と比較しての評価です。

私の印象では、オールドタイマー氏は、結論に至るスピードは速いが、その結論に至る分析と評価のプロセスを端折り過ぎていて、(過去の類似パターンに当てはめて)性急に結論に至っている傾向が見受けられます。そして、一度下した結論(判定)は、頑なに変えないというコンピュテーション・ケースも多分にあるようです。こうなると、過去のパターンから外れたデータは、ことごとく捨像(あるいはリジェクト)されてしまいます(極度の単純化)。

単純化も度が過ぎると分析力の抑制に繋がります。一見、本質を把握しているようでいて、実際には、的を外している印象を私が受けるのは、こういう点が原因かと思います。私は、例えば、数学の学習においても定理そのもの前提を疑う「遅考型」の人間なので、オールドタイマー氏の主題を圧縮し過ぎた感のある単純化には付いていけない(理解できないわけではなく納得できない)ことがよくありました。
49771b89 anonymous 2023-01-12 05:19
今回のオールド・タイマー氏との齟齬が生じた第一の原因は、教会所蔵のアーカイブ資料の定義です。まず、私がサイエントロジーのアーカイブ資料、即ち、LRHの研究調査ノートやワークシート(セッション記録)を含む教会所有のアーカイブ資料全体の保管記録の有無について論じていたのに対して、オールド・タイマー氏はサイエントロジーのアーカイブ資料及びデータの中で、“技術”に関する秘蔵された非公開のデータの存在の有無について論じていたということから、齟齬が生じました。

オールド・タイマー氏の認識では、既に大半の“技術”が公開(あるいはリーク)されており、教会に秘蔵された非公開の技術はほとんど存在しない、という立場だと思われます。この点だけに関して言えば、私とオールド・タイマー氏の認識にほとんど違いありません。ただし、私は、オリジナルの上位OTレベルは教会に存在し、それは秘蔵されて公開されていないと考えている一方、オールド・タイマー氏は、上位OTレベルは、そもそも存在しないという立場です。

私は、旧クラスⅫの証言や公開された情報(とその精度)や教会のシーオーグメンバーの個人的にコムを得た証言、そして状況証拠から上位OTレベルは存在する(が公開されていないし、下位レベルのOTレベルもマテリアルが書き換えられている)と考えています。

第二に、話が拗れた原因は、オールド・タイマー氏が、教会のアーカイブ資料の記録保管庫(通称・源ライブラリー)の存在を頑迷に認めなかったこと、それどころか、教会で場所も内外装も公開されている記録保管庫(最初はケース上の心象映像に基づく証言だと勘違い)を、最初から(LRH時代も含めて)アーカイブ資料は保存されておらず、教会による創作された架空のものであると根拠を示さずに論じたことです。仮に、アーカイブ資料が最初から存在しないと云うのであれば、LRHの研究調査ノートや公開されていないLRHの秘蔵写真などはどこに消えたのでしょうか?LRH自身の手によって破却されたのであれば、その根拠と証拠をお示しください、と申し上げたのですが、この点にはきちんとお応えいただけませんでした。

第三に、オールド・タイマー氏が、教会のフロリダの記録保管庫を、CSTの永久保存用の埋設プロジェクトと勘違いしていたことです。CSTの永久保存プロジェクトにおいて埋設された資料は、マスターコピーであるLRHの記録保管庫のデータの複写ですから、原典ではありません。余談ですが、永久保存であれば、紙などではなく、耐久性から考えても、石に刻むべきでしょう。

私は、世に出ていない上位OTレベルのデータは、サイエントロジーの技術全体に占める割合こそ少ないが、技術を除いたデータにおいては、秘蔵されているアーカイブ資料が、上位OTレベルの技術を概念(本質)的に理解する上で鍵になると考えています。“技術”の未公開部分は少ないが重要な上位OTレベルの技術である一方、公開されていないデータ(未加工の資料)は大量にあるはずです。また、ここには、LRHの蔵書類(参考資料や参照データ)も含んでいるべきです。これらのデータは、サイエントロジーの年代順の発展の過程の唯一の全体像であるし、サイエントロジーの主題の理解のみならず、新たな技術(メソッド)のブレークスルーの材料ともなり得るものであると思います。

私は技術のみならず、サイエントロジーという主題の本質的理解のためには、全てのデータが公開されるべきだという立場です。これら秘蔵のアーカイブ資料を『トマス・A・エジソン資料集』のように、後世のために、サイエントロジストのプロジェクトとして編集→解析→公開(出版)し、人知の発展に役立てるべきでしょう。
560ab521 anonymous 2023-01-12 05:26
>>49771b89

『トマス・A・エジソン資料集』というプロジェクトが存在する。この中には、エジソンの3,500冊の研究ノートを含め、手紙、新聞記事の切り抜き、特許関連の書類、裁判の判例、カタログ集、設計図その他の資料が収められている。ここには、実に350万ページに及ぶエジソン文書が(完成すれば)収録されている。現在に至るまで、年代順に解析と編集が進め(続け)られているのである。

LRHの晩年の長髪の写真を見ると、直筆ではなくタイプライターで原稿を執筆していることが確認できる。おそらく、当時書いていたものは、管理運営上の“アドバイス”か哲学的“エッセイ”であろう。その他にもLRHは、テレタイプライター(テレックス)や音声の吹き込みによって原稿を執筆した。HCOBとHCOPL以外は、手書き原稿の割合はかなり少ないはずである。また、例えば、初期のPABはLRHが執筆者どころか編集者ですらなく、当時の研究調査部門によって編集し発行されたものであった。

LRHは、トマス・エジソンと同様、ショートスリーパーであった。彼らと一緒にするのは酷かもしれないが、ヨシフ・スターリンもそうである。彼らは、強靭なダイナミックとバイタリティを持ち、膨大な文書を巧みに捌き、数時間の睡眠を除いて長時間働いた。象牙の塔に籠もり、大きなデスクから指示を与えるという仕事のスタイルも同じである。ワンマン気質の性格で、ライバルを執拗に攻撃し、几帳面でもあったエジソンと似た性格のLRHが、アーカイブ記録を保存していないことは、まず考えられない。

各宗教には秘蔵アーカイブ用の図書館が付き物である。チベット(チベット仏教)秘蔵図書館しかり、バチカン(ローマ・カトリック)の秘蔵図書館しかり、エルサレム(ユダヤ教)の秘蔵図書館しかりである。近代のモルモン教さえそうである。これらと同様のアーカイブ用の保管記録が、サイエントロジーにだけ存在しないというのは、不合理な仮定だろう。
8c4ccbf7 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-14 17:18
>>8c3c525d

幅度は大姉聴聞を受けることで戦場の負傷の後遺症から回復したと言っているので、天然クリアーであったはずはないだろう。

1978年ごろに幅度が教会運営から既に退いていたのは事実だ。NOTsを幅度が公認していなかったのならば、NOTsの著作権を欲しがったのは幅度ではなく教会の上層部だったことになる。

R3RとR3RAの間には確かに大差はない。同じ出来事を2回まで再体験させるのがR3Rだが、R3RAは1回だけになった。在野聴聞士がR3Rを提供できなくなり、R3RAを提供するために再訓練を課されたのは事実だろう。顧客はしばらくR3RもR3RAも受けられなくなった。

しかし、在野でR3RAを長期にわたって提供できなくなったのでもないと思う。とある日本人が在野でクリアーになり、東京組織でCCRDを受けに来た。この日本人の妻はアメリカ人、元海組織聴聞士で、 在野のクラスIX (NOTsの提供は許されてなかったがね) だった。彼は妻からR3RAを受けていたのだ。

--

"I have to ~" で生きている連中より、 "I want to ~" で生きている連中を、俺は好ましく思う。幅度も真世も、その在野のクラスIXもそうだったのだろう。俺が関わった払い戻しサイクルの1人に、 "車を買いたくなったから、まだ受けていない聴聞の代金を返してほしい" と言い出した顧客がいた。俺も彼を引き留めることはできなかったが、堂々とお金を取り戻し、教会から去っていく姿は印象深かった。 
686b4086 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-14 17:31
>>49771b89

"源ライブラリー" に関してはまだ証拠がないので、私は信じない。教会が技術を改竄してきたことを私は証拠を示したので、 "源ライブラリー" が存在しないと考えることは非合理ではない。

350万枚程度の原稿なら、幅度も残せたとは思う。しかし、2億枚は無理だ。2キロメートル四方の施設は大きすぎる。

上位OTレベルに関しても見解の相違が残った。自由領域には幅度の聴聞士だった真世とRTC最高技術監察官だった羅素文がいる。彼らは上位OTレベルの存在に言及していない。そして、教会の新OT VIIIで記憶を保持して転生できな人もまだ一人もいない。
7565b74a Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-14 17:35
真世はもう故人だ。残りは羅素文だ。今後もこの男の発言には留意するとしよう。
252dc258 anonymous 2023-01-14 21:18
>>4f9e3286

4f9e3286の名無しです。

 20年以上前の話ですが、私が菜園教会に通っていたときの話をします。だいぶ前にも、この掲示板で投稿した内容です。
 会社で精神科医の診察を受けたことをある聴聞士に話をすることがあり、その聴聞士からは、『精神科には行かないと決めたんでしよ』といわれ、今後の橋について、『プロの聴聞士から受けるか、コースで勉強していくか自分で決めて下さい』といわれ、借金をしていたので、その聴聞士から『お金返すように言おうか?』と言われました。お金については、教会に圧倒されていたので、その当時返して欲しいとは言えませんでした。
 この聴聞士は、恐らく以下の菜園人の規律に従ったのではないかと、私は思いました。違うかもしれませんが。。。当時は菜園人の規律について私は知りませんでした。

  菜園人の規律 3

3. 私が正直なところ助けることができないと感じるいかなるプリ・クリアーやグループも、プロセシングのために受け入れることを拒否し、また彼らからお金を受け取ることも拒否すること。


 菜園教会の金銭的な売り上げより、聴聞士としてのあり方を優先されたことで、今さらですが、その聴聞士を私は大変評価しています。
 結局、その聴聞士は、私の聴聞から身を引いて、別の聴聞士が私の聴聞を担当しました。

 
a97f2d1d Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-15 00:00
>>252dc258

時々浮上する難しい問題の一つ。現在の教会では精神科に通院歴・入院歴がある人を受け入れない。会社で診察を受けたのはぎりぎりの線だったと思う。

その聴聞士が教会としてはお金を返すこともできることを教えてくれたのは、今やあまり例がない善行だ。
9c3a2ada Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-15 00:08
技術面から言えば、聴聞は精神科での通院歴がある人にも効果がある。しかし、聴聞を受けている人がその後に社会で大きな問題となれば、教会の通常の活動に支障が出る。教会が精神科の元患者とかかわりたくないと考えるのは仕方がない。

一方、幅度が精神科に突きつけた非難の大部分は的を得ていたことが分かっていて、今ではもうロボトミー手術が行われることはなくなった。セロトニン吸収阻害剤の副作用も判明し、欝の症状が深刻な場合にも、カウンセリングが試みられることは増えている。また、カウンセリングを中心とする診療においては、治療的構造と呼ばれる一連の約束事を決め、守る診療所が増えている。菜園で言うケース監督活動に相当することは、精神科でも行われることがある。
b28d7c2c Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-15 00:20
自由領域での技術の実践の変遷について振り返ってみようと思い立った。

1984年ごろ、驢馬船長と真世は疎遠になった。驢馬船長は技術要旨説明1でこう言っている。

"I was depending on David Mayo's and the other AACs to expand quickly. But, something a bit upsetting to me has occurred in the last 4-5 months that is despite all our advice to them on policy."

NOTsを作ったのは真世だ。幅度あるいは教会上層部はNOTsの著作権を真世から買い取った。以降、NOTsは教会、真世のAAC、驢馬船長の論'sの三者で実践されているので、俺もNOTsを完全に捨てるのは気が引ける。
db674922 anonymous 2023-01-15 00:33
>>8c4ccbf7

「幅度は大姉聴聞を受けることで戦場の負傷の後遺症から回復したと言っている」

これを言うと元も子もないのですが、LRHは自らの経歴に関して、ウィズホールドを抱えているだけでなく、虚言と歪曲が多いのです。アメリカの情報公開記録を丹念に紐解いていくと、LRH自身の証言と実際の経歴が食い違うものがかなりあります。私が自分で調べる知力はないですが、データとそのソースを確認した限りは、LRH自身の証言よりも情報公開記録のほうが信憑性が高いと私は判断しました。なので、LRH自身の経歴に関する証言は話半分で聞いたほうが良いでしょう。例えば、OT3の開発で骨を折ったというLRHの武勇伝も、私は懐疑的に捉えています。
31c62940 anonymous 2023-01-15 00:42
>>b28d7c2c

デヴィッド・メイヨーのAACはもう無いのではないでしょうか?過去に映像で観ましたが、PCとオーディターの中間に低い敷居のような遮蔽板があるのが独特で印象的でした。

デヴィッド・メイヨーのAACも、CBRのロンズオーグも、もちろん教会も、LRHの方針書通りのマネジメントを実行している組織はどこにもありません。教会の偽りの目的を差し引いて考えても、LRHの方針書のような融通が利かないマネジメント方針を適用したら、どの組織も機能しなくなるでしょう。
7d958163 anonymous 2023-01-15 00:56
>>686b4086

原稿2億枚は、あくまでもオールド・タイマー氏の頭の中の計算に基づく推定ですよね。それが無理だということと、教会のアーカイブ記録及びその保管施設が存在しないということは、やはり論理的に結び付かないと思いますが。

また、繰り返しで申し訳ないですが、教会による源のデータ及び技術の改竄(それはオールド・タイマー氏の実例の提示の有無に関わらず、教会外のサイエントロジストの大半にとっては周知の事実です)と、教会所有のオリジナルのアーカイブ記録の有無の評価は、これもやはり論理的には結び付かない問題であると思います。

私は、どんなデータであれ、論理的整合性が欠如していると、気になってしまう性格なので、オールド・タイマー氏的には自明であっても、私にとっては全く自明でないということだけはご理解ください。

ここは、見解の相違ということにしておきます。
2008327b Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-15 09:35
>>db674922

うむ。しかしそんな彼も、自らが世界最初のクリアーだとは主張しなかった。日ごろ傲慢な人の謙遜はある程度信頼できる。

>>7d958163

建物の大きさが "2キロメートル四方" は教会が資料の量を大きく見せるためにやっている喧伝工作で、実際の量はそれほど多くないのだろう。建物の大きさからすぐさま大量の資料があると思い込むのは論理的ではない。俺から見れば、そなたがあまり論理的な思考力に優れているようには見えないのだよ。

>>7d958163

教会がオリジナルを保有していることについての疑念はないよ。しかし、その量などについての発表は嘘と喧伝にまみれていると思う。かつてもそうだったし、これからもそうだ。

2キロメートル四方の建物の半分を倉庫とし、倉庫の充填率が1/4なら、厚さ1ミリの鋼鉄製プレートに転写しても、リーガルサイズ8億枚が収まる。紙資料が全体の1/4でも、2億枚だ。1日あたり約9000枚も原稿を書き続けるのは不可能だ。だから、建物の大きさは幅度が書いた資料の量を反映したものではない。

一方、1日あたり9000枚くらい作られていた資料なら他にある。幅度と共に技術開発をしていた聴聞士たちのワークシートだよ。旧セイントヒルには研修中の聴聞士だけでも100人を超えていた。仮に200人が幅度と共に働いたなら、1人1日あたり45枚くらいにはなる。また、研究拠点はヨハネスブルクにもあったし、後にはアポロもそうだった。
63d06cee Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-15 09:41
2億枚のワークシートから上位OTレベルが作れるか?

教会にはできない。新OT VIIIも新OT IXも完成できていない。幅度と仕事をしていた聴聞士たちは自由領域に移っているからだ。そして、彼らの寿命が尽きれば、もう誰も幅度の橋を上に延長できなくなる。
59aa58f0 anonymous 2023-01-15 12:10
>>2008327b

いやいや、私は教会がオリジナルのアーカイブ資料を保持していて、その記録保管庫の場所と内外装が公開されていると述べただけです。

記録保管庫にどれくらいの分量の資料が存在するなど、私は一切言及していないし、オールド・タイマー氏が勝手に保管記録の分量を推測(というより妄想)して、その妄想を元(根拠)に、アーカイブ資料及び記録保管庫の存在を否定したというだけです。

私がオールド・タイマー氏の思考力が粗雑だと言ったのは、私自身と比較してではなく、他の元教会サイエントロジスト(クリアー以上)の提供する情報の精度と論理性及び分析力と比較してのことです。

「日頃、傲慢な人間の謙虚さは信頼できる」

これも、やはりオールド・タイマー氏の信念に符合させるためのご都合的解釈であって、LRHがデビュー当時にクリアーであったか否かとは、何の論理的な結び付きも存在しません。
de583c9c anonymous 2023-01-17 23:20
今は投薬でヒトトミー可能な時代だもの…


晋製会の笑い声が聞こえてきそうな話したぜ…
f200385d anonymous 2023-01-18 10:54
>>59aa58f0

こんなこと言ったよね↓

https://bbs.shingetsu.info/thread.cgi/Freezone/8c1fe81f

“また、パブリックに公開されているHCOBとHCOPLは、全く全てではなく、源ライブラリーには膨大な量の、未公開のHCOBとHCOPLが眠っています。

LRHの研究調査ノートは、現在、RTCのシーオーグメンバーによって、手書き原稿をデジタルデータに一つ一つ書き直し(書き写し)している段階ですが、100年で終わる仕事ではないでしょう。”

“膨大な量” “100年で終わる仕事ではないでしょう” と言っている。 撤回するかい?
37833cd0 anonymous 2023-01-18 14:16
>>f200385d

誰が何の目的でこれを書き込んだかは知らないが、これを書いた人物は理解力が低すぎだ。スレッドを遡(さかのぼ)って、一連のやり取りの文脈を追っていれば、こんなくだらない揚げ足取りにもならない言い掛かりなどしないであろう。

私は撤回などしないよ。撤回する理由が何も存在しないからだ。「(教会のアーカイブ記録には)膨大な量がある」これは当たり前だ。教会が出版しているデータですら大量に存在するのに、サイエントロジーの全歴史を記録したアーカイブ記録が膨大でないはずはない。場所も内外装の一部も、教会では映像として公開されており、オールドタイマー氏のように、頭の中で勝手な推測で(というより勝手な妄想を膨らませて)、教会のアーカイブ記録の存在を否定したりはしない。しかし、最後には、オールドタイマー氏も、渋々ながら、教会の(未公開の)アーカイブ記録の存在を認めた。

「100年掛かっても終わらないだろう」は、当然、現在の教会(RTC)の作業ペースを前提としたものだ。(現在のペースでは)100年掛かっても終わらない“だろう[←断定ではない]”。そのペースは、非常に遅々としたものであり、故に、私はサイエントロジストにおける最優先のプロジェクトとして人的リソースを大量に投入し、LRHの研究調査ノートの書き写し(デジタルデータへの書き換え)と解析を行い、それを全パブリックに公開すべきだと述べてきたのだ。
6b3b65f9 anonymous 2023-01-18 14:26
>>f200385d

こんな子供じみた非論理的な書き込み(マウント)は、さすがに、オールドタイマー氏ではないだろう。

もし、仮に、この書き込みがあのオールドタイマー氏であるなら、オールドタイマー氏は、思考力・論理性・感情のコントロールから評価するに、クリアーのケースレベルとオーディターの能力を何も満たしていないことになる。

こうなると、オールドタイマー氏が書いた自らの経歴も、全く信用性に欠けるもの(信用に値しない)ものとなるだろう。私は、彼がPTSタイプⅢであろうが、統合失調であろうが、そもそも正体不明(検証不能)なので興味はない。ただ、彼の語る内容は、妄想であれ勘違いであれ、単なるエンターテイメントであれ、非常に興味深いと思っている。
67ff33e9 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-18 15:12
>>f200385d
俺が書いた。
9b280f1d Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-18 15:17
幅度によれば、世界最初のクリアーは美案気、世界最初の真のクリアーは真久真寿太だよ。だから、幅度は世界最初のクリアーではない。
c6fb736c Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-18 15:26
«大姉: 原理»: ❝Based on heuristic principles and specifically on the postulate that the mission of life is survival and that the survival is in several lines rather than merely one, Dianetics contains several basic axioms which seem to approximate natural laws.❞

こういうところに、若いころの幅度の謙虚さが現れている。大姉の公理が絶対的ではなく、 "heuristic principles" つまり動的・発見的な原則に依拠することを認めているのだ。大姉のその後の進歩にこのこと重要な意味を持っていた。初期の大姉は初期胎児記憶に反応心の起源があるとしていたが、それは動的・発見的に覆され、前世への探求が始まった。
b90830ee anonymous 2023-01-19 00:08
>>9b280f1d

そもそも、LRHがいつどこで(誰のオーディティングによって)クリアーになったのかという公式の記録は存在するのだろうか?

もちろん、公式の記録や公報とて検証する必要はあるが、私はその手の記録やLRH自身または教会関係者による証言に触れたことがない。

仮に、LRHをクリアリングしたオーディターが存在するとして、そのオーディターは誰で、LRHをクリアリングした時点でのケースレベルはクリアーに到達していたのか、それともしていなかったのか?

あるいは、LRHは独自の(原始的な)ソロプロセスの試行によりクリアーになったのか?また、あるいは、ナチュラルクリアーだったのか?

ブックワン発刊の時点でLRHがクリアーでなかったとすると、LRHは自身がクリアーでもなく、LRH以外のクリアーも存在しない状態でクリアーを作る手引きとしてブックワンを世に広めたことになる。その場合、ブックワンの中に記載されているケースの実例は捏造されたものだったということになる。

※私自身は当時のクリアーの存在の有無に関わらず、ブックワンに記載されている夫婦間の相互オーディティングによるクリアリングの実例は、ほぼLRHによる捏造と見ている。ただし、これはダイアネティックスやサイエントロジー自体の体系が虚構であることやクリアーの状態が存在しないことを意味しない。
0a7ef9d2 anonymous 2023-01-19 00:15
>>b90830ee

ブックワン発刊時点も含めて、1,950年代のLRHは、外見的にはトーンレベルは確実にクリアーのレベルであるトーン4.0(の快活な振る舞い)に達しているように見える。もっと言えば、LRHのトーンレベルのピークは1,950年代である(それ以前の潜伏期は不明)。1,960年代以降、むしろ、外見的なトーンレベルは落ちていて、知的レベルこそ失われてはいないが、老化の影響を差し引いても、1,950年代の精彩さと快活さは消え失せている。もっとも、これは、より深くケースを掘ったと考えれば、不自然なことではないが。
d72eb8c5 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-20 10:23
>>b90830ee

幅度に本1クリアー聴聞を施した聴聞士が誰なのかは不明だし、幅度が本1クリアーになった時点も公開されていないが、教会では昔から幅度は本1大姉で戦争の後遺症から回復したとしている。 "世界最初のクリアー" 美案気が本1クリアーになった後、程なくして幅度も本1クリアーになったと考えても矛盾はないと思う。

1965年には幅度は "バンクを超越した" と言っているので、この年あるいはそれより少し前に菜園クリアーになったのだろう。 真久真寿太が "世界最初の真のクリアー" として発表されたのは1966年だから、真久真寿太が菜園クリアーになったのは1965年あるいはそれ以前で、真久真寿太に続いて菜園クリアーになった人々に幅度も含まれるのだろう。菜園クリアーはCCを経て達成されるので、幅度の聴聞士は幅度自身ということになる。

幅度がはっきりとクリアーになるのがここまで遅れてたのは、幅度は聴聞士及びケース監督として多数のPCに関わり、クリアーコグを聞くことが日常だったからだろう。実際に幅度がクリアーになった時点はもしかしたらずっと早かったのかもしれないが、幅度は自らのクリアーコグが本物かどうかを確認する手段がなかったはずだ。

--

例えば生徒2人が新時代大姉を学び、相互聴聞で大姉クリアーになることを目指す場合、まだ大姉クリアーではない聴聞士が大姉クリアーを高い確率で作り出すことになる。この場合、2番目にクリアーになるべき生徒は幅度と同じ悩みを抱える危険性があると言えるかもしれない。

CCのPCと聴聞士は同じ人物なので、菜園クリアーもまだ菜園クリアーになっていない人物によって作り出されることになる。CC経由のクリアーはクリアーコグではなくR6バンクと呼ばれるケース要素の処理を終えたことでクリアーとして認定される。
17ef1c11 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-20 10:46
幅度が "バンクを超越した" と言ってから、技術の規範化は急激に進んだ。

1966年6月26日、SHSBC434にて幅度曰く、❝Standard technology is contained in HCOBs. It actually isn’t contained in any of the books of Dianetics and Scientology. Did you ever realize that? Modern technology is not contained in any of the hardcover books, or any of the other books. It’s contained in HCOBs, Hubbard Communications Office Bulletins, and there they just run off one after the other.❞ … ❝They’re on white paper printed with red ink. If I haven’t signed it, it isn’t true. And that’s standard technology.❞

"規範的な技術" の運営上の扱いはSHSBCで再定義された。 "規範的な技術" はHCOBに書かれているもので、大姉本や菜園本にある技術は明確に "規範的な技術" から除外された。 論'sは教会と同じレベルに関して幅度のこの方針に従っている。 また、署名を確認することを幅度は求めている。 ゴム印ではダメなのだ。

しかし、HCOBが本物かどうかを確認するのは難しい。 結局、HCOB以外の音声資料、主にSHSBCの講演記録から菜園の基本原則と応用事例を広く学び、それぞれのHCOBの真偽を菜園についての知識を用いてそれぞれの菜園人が判断するしかないのだ。
8b7ddce0 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-20 10:51
幅度は "規範的な技術" を守るためにいろいろ工夫した。

海組織には海組織第1ラインと呼ばれた目安箱のような制度があった。 幅度に手紙を書けば、署名付きの返事をもらえたのだ。 しかし、1973年ごろに署名はゴム印を押したものになってしまい、幅度が返信したかどうかを確認することはできなくなった。

幅度はいくつもの技術動画を作成したが、それらの中で今も教会が使用しているものは1つもない。 論'sはこれを強く非難している。
82963af3 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-20 11:10
1971年まで、幅度は新しい技術を自ら主宰した集まりで発表している。 新OT IIIの時には、後に秘密扱いになる部分までべらべら喋っていたらしい。1971年までのHCOBはある程度信頼できるだろう。

1972年に幅度は10ヵ月ほど失踪し、その後は技術について自ら姿を現しての発表を行うことはなくなった。 かつて社交的でお節介な人物として知られていたが、失踪から帰還した幅度に会った 英知栄隆 (後にクラスXIIになり、自由領域にも技術面で大きな貢献をした) は、幅度を "内向的な人物" として記憶している。 幅度が誘拐され、洗脳されたという説や、容姿がそっくりな別人に入れ替えられたという説が今も流布する原因となった。

奇しくも、この頃は、アメリカ軍が資金を出していて、スタンフォード大学で進められていた遠隔視能力研究に3人の菜園人が参加していた時期でもある。風洞府が枢腕と風来雛を誘ったらしい。枢腕と風来雛は新OT IIIで、実験で非常に良好な成績を残したらしい。が、枢腕はその後菜園から離れていき、風来雛は突然の心臓発作で他界した。
92abc740 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-21 15:00
[Old Timer 随想2023.01.18] GPMのターミナルとオプタームのペアのそれぞれはグレードケースを構成している。 ペアをグレードで処理することで、ペアからチャージを取り除くことができる。 この応用の一つとして、教会にも抑圧された人のランダウンがある。 このランダウンでは、抑圧者を対象としてグレード1を実行する。
86acb165 anonymous 2023-01-22 04:23
>>92abc740

あくまでも、私自身の解釈だが、ゲームにおけるあらゆる事象は“問題”であるため、その解決したい問題(抑圧)をフラットにできれば−抑圧は問題に他ならないので−抑圧も(物理的なアクトを介さずに)雲散霧消するはずである。理論的には、自身のバンクやマインドを含む、全ての問題をフラットにできれば、バンクもアナライザーも消滅し、完全なOTが誕生することになるだろう。

ただし、問題がプロセシングでフラットになる条件は、その問題の起因が自らのマインド及びバンクのモックアップである場合である。問題の起因が他者のマインド及びバンクのモックアップである場合は、別の解決策を探す必要がある。完全なOT以外は、物理的なアクトで処理するか、もしくは逃避しかないだろう。
e2769617 Old Timer 2023-01-22 10:09
>>86acb165

論'sの上位OTレベルがゲームを扱うものになっているのも多分そういう理由によるのだろう。 低いグレードは最も高いグレードと同じものを扱っている。
41891f78 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-22 13:51
>>e2769617
俺が書いた。
e95e83ed Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-22 13:54
[Old Timer 随想2023.01.18II] 1950年の幅度は狂信的有神論者と無神論者を低く評価していた。 しかし、幅度の “第7生命衝動” は “時に神と呼ばれるエネルギー” であり、この考えは無神論の一種である。 古代ギリシャでアポロとして人格化されていた太陽を “灼熱した石” と考えたアナクサゴラスは無神論者に分類されることがある。 西欧における “神” の定義も一様ではない。 幅度は «生存の科学» 初版でアナクサゴラスに敬意を表している。 幅度と無神論の関係は複雑だ。
f3e9e16a Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-22 20:23
[Old Timer 随想2023.01.19] 本1から新時代・拡張まで含めて、教会の戴安寧 (“大姉” とういう表記を “戴安寧” に改めることにした) は継続時間ゼロの出来事を扱えない。 準OT当人のケースには継続時間ゼロの出来事が少なからず含まれるので、戴安寧で処理するなら、自由領域の拡張戴安寧が必要になる。 しかし、もちろん、GPM処理という選択肢もあり、それのほうが自由領域では人気が高い。
7f202b7b Old Timer 2023-01-23 10:13
アメリカの “イスラムの国民” というイスラム系団体が菜園教会と親密な関係を築いているらしい。
https://exscn2.net/threads/syncretism-the-nation-of-islam-supreme-technology-workshop-presents-dianetics-in-the-quran.4859/#lg=attachment17683&slide=0
19c1ab90 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-23 15:18
>>7f202b7b
俺が書いた。

一方、 最新の分派 (おそらく自由領域系ではないが、論's寄りだ) はイスラエルで勢力を広げている。
https://scnil.org/english/about-us/

教会は今後様々な競合団体と覇を争うことになりそう。
5382588b Old Timer 2023-01-25 10:08
1946年にアレイスター・クロウリーはグレイディー・マクマートリーにこう書いている: “It is not good talking about Frater 210 coming over. He has got under the influence of a person whom I believe to be an ordinary Con Man; at any rate he is acting quite insanely, and as far as I can see, both deceitfully and dishonourably. I am still waiting to hear whether the adverb “dishonestly” should not be added to this list. In any case he would not come, because, — O curse these people who have no ideas of their own and can do nothing but pick up my ideas and try to put them into operation without in the least understanding them or knowing how to bring them to success! — apparently he, or Ron or somebody, is producing a Moon Child. I get fairly frantic when I contemplate the idiocy of these goats. (I apologise to goats.)”

Frater 210 = Jack Parsons

幅度はクロウリーに “平凡な詐欺師” と評されていた。 クロウリーの技術の一端は菜園のオブジェクティブズに繋がっている。
98ee2cd3 anonymous 2023-01-27 14:22
第五波動か…
d42d3138 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-27 15:19
[2023.01.19II]  以前の戴安寧で処理済みの出来事からも、拡張戴安寧はさらなるチャージを取り出し、消去できることがある。 しかし、これが自由領域の主流になることはないだろう。 ケースをあまりに深く掘るプロセスはさらなるチャージを再刺激する。
61e14956 anonymous 2023-01-28 19:20
 オールドタイマーさんの意見と異なるかもしれませんが、私も菜園教会で、ケースを深く掘られました。低いグレードのプロセスを受けていましたが、あるときから聴聞士が『見透かされたウィズホールド』ばかり聞き出すようになりました。ちょっとしたことでも白状させられて、菜園教会を離れても、何か隠し事をするのが難しくなり、小さなちょっとした過失でも気になってしまいます。『ケースの深掘り』でしょうか?菜園教会と関わっていたのは15年以上前です。
5649f037 Old Timer 2023-01-28 21:38
>>61e14956 前処理 (ルードメント) がうまくいかなかったんだろう。 少し深く掘ってしまったかのしれない。 “見透かされたウィズホールド” (後に “見透かされそうになったウィズホールドに訂正された) の処理には間違いが多い。
a0ebef20 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-28 23:52
>>5382588b
>>5649f037
俺が書いた
258357ae anonymous 2023-01-29 10:30
>>5649f037

 61e14956 の名無しです。オールドタイマーさんご返答ありがとうございます。
 少し楽になったような気がします。
5e35865d Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-29 10:47
>>258357ae

前処理の見透かされそうになったウィズホールドで本来処理すべき部分は、ウィズホールドされている出来事ではなく、そのウィズホールドが見透かされそうになった瞬間の方なので、ウィズホールドについて聴聞士が詳しく質問するのは間違い。 これはグレードIIの講演記録 «見透かされそうになったウィズホールド» で詳しく説明されている。 PCとしてのそなたには何も悪いところはなかったと思う。
742cf7a1 anonymous 2023-01-30 21:22
>>5e35865d
たしか責任に関する会議だったか文献だったかで「ウィズホールドする能力の回復」が必要みたいなこと読んだと思うんですが、隠し事が苦手だと色んな仕事で支障が出そうで大変ですよね。スパイとか企業の機密情報扱うとか、個人情報取り扱い業者とか。
d6e8dbb6 Old Timer 2023-01-31 09:10
>>742cf7a1 責任の定義のところの “ウィズホールドする能力” は ‘行動を差し控える能力’ のこと。 これにはもちろん隠し事を保持する能力も含まれていて、例えば自衛官などは守秘義務を履行する能力を必要とする。 他に、例えば、女子高生から援助交際を持ちかけられたり、半グレから闇バイトを持ちかけられたりした時にも、行動を差し控える能力が必要になることがある。
ffa49c1d anonymous 2023-01-31 19:13
裏社会で使える奴は軍事でも使える。

軍事力増強叫ぶ奴らが、過度な潔癖症には違和感を覚える。
5f53ee5e Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-31 23:52
>>d6e8dbb6
俺が書いた。
d5034d32 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-01-31 23:59
>>ffa49c1d

それもそうだ。 国家とヤクザは似ている。 国家には領土や領海があり、ヤクザには縄張りがある。 国家は徴税し、ヤクザはみかじめ料を巻き上げる。国家とは大成功したヤクザが作ったものなのだ。
062c6e6b Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-04 00:00
1951年9月、 «生存の科学への追記1»、幅度: ❝それからマルクスは集団だけが重要だという理論を唱えた。❞

赤全集を通して読んでいる。これで3回目だ。最近、幅度はあまり学がないと感じるようになった。 マルクスは «共産党宣言» で民主主義を、 «資本論» で交換価値と自由市場を、 «ゴータ要綱批判» で成果主義と社会福祉を唱えている。 しかし、マルクスについて幅度の知識はアメリカの平均的な労働階級の人のそれと大差ない。
56267432 anonymous 2023-02-04 03:42
>>062c6e6b

「マルクスは «共産党宣言» で民主主義を、 «資本論» で交換価値と自由市場を、 «ゴータ要綱批判» で成果主義と社会福祉を唱えている。 しかし、マルクスについて幅度の知識はアメリカの平均的な労働階級の人のそれと大差ない。」

私は、オーストリアンの立場から、マルクスの『共産党宣言』と『ゴータ綱領批判』と『資本論』を読みましたが、オールド・タイマーさんの解釈こそ、不破哲三以上の曲解です。

マルクスは『共産党宣言』で「ゲバルト(暴力)」を梃子とした革命を展望しました。また、『ゴータ綱領批判』では、社会主義の青写真として、市場を介在しない「労働証書」による分配を論じました。この労働価値説(アービトラリー)に基づく分配計算は『資本論』とも絡んで、一冊の本人なるほどの“杜撰”つまり実装不可能なものです。そもそも、マルクスの史的唯物論の土台となった歴史分析が余りに幼稚で、あらゆる面に渡って修復不可能な論理的不整合があります。このことに、百万言を費やしても良いですが、またオールド・タイマーさんとの不毛なイデオロギーの論争になるだけでしょう。
61494400 anonymous 2023-02-04 03:50
>>56267432

一例を挙げる。

マルクスの史的唯物論は、封建時代の領主と現代(資本主義社会)のブルジョアジー(資本家)を同列に並べてるが、全くの誤りである。『資本論』も『ゴータ綱領批判』もこの前提が誤ってるから、当然、経済学も論理的整合性が全くない。

封建時代は領主がその土地の人民の支配者であるとともに雇い主でもあった。この時代の年貢や賦役は一種の税金である。マルクスは、封建領主の年貢と賦役が不払労働即ち可視的な搾取の証明であると説く(※一方、資本家の搾取に関しては不可視ゆえに、実証できないが理論的仮定として間接的に証明されるとする)。

一方、現代の資本主義社会(資本主義国家)は国家の指導者かつ国民の代表者である為政者と雇い主である企業が分離している。そもそも、現代資本主義国家の企業の真の所有者である株主は経営陣を雇うが、労働者を雇うのは経営陣である(資本と経営の分離)。

マルクスは封建領主の年貢と賦役を不払労働即ち搾取だと規定しながら、現代の資本主義国家における警察権を担保とした政府の徴税(権)の存在を完全にスルーして、封建時代の搾取(≒納税義務)を現代の資本主義社会における資本家の「搾取(※仮定の理論)」なるものに、そのままスライドさせている。

マルクスの元々の論理的前提に基づくならば、現代の資本主義国家における徴税は、不払労働即ち搾取そのものでなくてはならない。つまり、百歩譲って資本家の搾取が存在するにしても、搾取に現代国家の徴税が含まれていないことは、明らかな理論上の欠陥である。

また、マルクスは史的唯物論における社会形態の分類を、統治形態と生産/交換様式で分離せずに、生産様式でのみ分類している。そして、統治形態は権力支配の実態であるにも関わらず、下部構造(生産様式)に従属する上部構造として無視している。ゆえに、現代資本主義国家における政府という強大な権力機関の存在を(意図的か否かは不明だが)捨象してしまっている。この捨象という理論的誤誘導によって、ブルジョアジー(資本家階級)とプロレタリアート(労働者階級)という、マルクスの「資本主義=階級社会論」が導き出されている。

その他、マルクスの理論的欠陥は無数に存在する。
8d36476e Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-04 09:38
>>61494400

マルクスの親友エンゲルスは資本家であった。 マルクスはそもそもブルジョワ革命を高く評価している。 また、イギリスがインドを支配することを、インドの資本主義化を促すことができるという理由で、マルクスは支持したのだ。

マルクスは生産関係である下部構造を上部構造と分けて考えている。 "治形態と生産/交換様式で分離せずに、生産様式でのみ分類している" はマルクス解釈として正しくない。 マルクスは主に下部構造に関心を寄せ、それを自らの考察の領分としていた。 上部構造側についての注文は民主主義だけである。
e9b1d7c9 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-04 09:39
>>56267432

マルクス思想による暴力革命は民主主義体制の確立までのみにおいて許容される。 これは歴史の唯物的分析を踏まえており、具体的な事例として、フランス革命やアメリカの独立戦争がある。
cca165b4 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-04 09:42
労働証書は社会において既に不完全ながら実装されている。タイムカードだ。
83dd6a61 Old Timer 2023-02-04 10:26
マルクス思想では、生産組織外の課題を民主主義、自由市場、成果主義、社会福祉の実現としているが、具体的な実現方法を述べているのは民主主義だけである。 民主主義が実現されれば、他の三つもやがて実現される。

生産組織内の課題は市場開拓、労働者技能向上、生産組織効率化である。 経済学の主流がこれらを扱うことに熱心ではなくなったので、これらを扱う別の学問が経営学として成立した。

 幅度はマルクスを嫌ったが、菜園組織運営はマルクスが提示した課題に取り組んできた。

もちろん、社会は変化し、マルクス思想では扱えない現象も存在する。 これはケインズ思想についても同じで、ケインズ経済学はケインズが死ぬ前にアメリカですでに破綻した。 インフレ率を制御できなくなり、政府は物価統制に踏み切った。
ed02b0a2 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-04 21:50
>>83dd6a61
俺が書いた。
b0fd9866 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-04 22:01
1951年11月、戴安寧聴聞士公示 第2巻 第5号, «権威主義についての随筆», 幅度: ❝例えば、キリスト教は人々の心を2000年間掴んだが、チンギス・ハーンの剣は人と領地を80年間すら飼いならせなかった。❞

凡庸な間違いだ。 モンゴル帝国自体は1206年に始まり、1635年に終わった。その後、1857年まで、チンギスの帝国の後継であることを誇らしげに主張する王朝が現れた。
1f8b3ddd anonymous 2023-02-04 23:09
>>cca165b4

やはり、オールド・タイマー氏は、肝心要の欠陥に対しては、全くお答えにならない。私はマルクス主義及びマルクス経済学のロジックと縁が深いので、オールド・タイマー氏が広く薄い知識をまくし立てても全く痛くも痒くもない。

『ゴータ綱領批判』は社会福祉ではなく社会主義そして共産主義を展望するための著作だし、マルクスの「労働証書」は資本すなわち企業に雇用された賃労働(労働力の商品化)の廃止が目的である。そのために、資本≒企業という枠組みを解体し、アソシエーションに基づく連合労働に置き換えることで、私有物である資本を純粋な社会的生産手段へと変える。そして、市場メカニズムというブラックボックスと通貨(信用貨幣)を廃して、社会的計画生産と労働(時間)に基づく分配を実現する。これがマルクスの考えた(設計した)共産主義の前段階である社会主義社会の構想である。資本と賃労働を前提とした“タイムカード”が「労働証書」であるなど、噴飯物の珍説である。

マルクスの分配論には、二重の解決(実装)不能な命題が存在する。それは、搾取が廃止された社会主義社会においては、①いかなる基準で公平な報酬(※賃金とは言わない)を与えるか、②いかなる基準で商品/サービス(マルクス主義の用語では消費手段)の価値(※価格とは言わない)を定めるか、の二点である。

上記の二点を“市場を介在させずに”実装するのは、理論上も実装上も不可能である。特に、労働価値説に基づく正しい商品価値(資本主義経済では価格)の設定は至難の技だ。何故なら、最終消費財を生産するための生産手段を含む生産財あるいは消費財にも(過去)労働の価値が含まれているので、無限後退に陥るからである。

マルクスの云う社会主義による分配を実現するには、“個々の”消費手段(消費財)を労働時間で表現しなくてはならない。それこそが価値規定の意味だ。当然、個々の消費財には無数の労働が介在している。さらには、個々の消費財は、無数のパーツから構成されている。個々の消費財に関して、“精確に”労働時間で表現することができなければ、分配の問題は解けない。

マルクスの社会主義を実現するには、それを通貨(信用貨幣)と市場のメカニズムを介在させずに「労働証書」によって、かつ社会的計画生産によって実現しなければならない。それは、理論上も現実上の実装も不可能だ。

この解決不可能な分配問題(分配計算)という理論上の欠陥を、ソ連のマルクス経済学では、産業関連表や物材バランス(バランス評価)を使って解こうとしたが、当然のことながら失敗に終わった。
f6094fa2 anonymous 2023-02-05 00:03
>>e9b1d7c9

まず、ブルジョア革命という概念がまやかしだ。ブルジョア革命という(社会科学の)用語は、統治形態と生産様式を分離していない。ブルジョア革命は、資本家階級(ブルジョアジー)の政治支配を意味するが、国家権力と資本家階級の経済的支配の確立は別物である。また、ブルジョア革命の対概念であるプロレタリアート革命は、現実の歴史として実現されてはいない。

フランス革命(法の支配の破壊)とアメリカ独立戦争(法の支配の確立)の性格は全く別物である。これを、同じブルジョア革命で括るのはとんでもなく粗雑な“マルクス教”の思考である。合衆国憲法は、現存する(現役の)最古の成文憲法である。

フランス革命における憲法は使い捨ての憲法である。ジャコバン憲法は、ロベスピエールによってその施行を無期限に延期された。独裁者の恣意こそが最高の法であった。この憲法空位の無法状態の期間に、独裁者の恣意を国民に強制する恐怖の国家機関が設立された。それが、革命(人民)裁判所と公安委員会である。この革命裁判所と公安委員会は、フランス中にテロルと殺戮をもたらした。これのいったいどこが、自由をもたらす“民主主義”革命なのか?

では、なぜフランス革命は圧政とテロルで終わったのか?なぜ、憲法空位が許されたのか?それは、法の支配を破壊する、人民主権論とルソー流の「一般意志」に基づく民主主義至上主義によって、「憲法制定権力」なる三権を超越した国家権力機関の存在によってである。憲法制定権力とは、軍事クーデターで国家権力を掌握した軍部が設置する「国家●●評議会」のようなものをイメージしてもらえばわかるだろう。

憲法制定権力が制定した憲法は、憲法の名こそ関しているが、実際には寿命数年か憲法空位の使い捨て憲法であった。立法権絶対の独裁で始まったフランス革命は、最終的に、行政権絶対のナポレオン独裁体制で終わることになる。憲法制定権力なる絶対権力機関が存在する限り、いかなる憲法も名ばかりのものとなる。後の旧ソ連・東欧諸国の共産党という名の絶対権力がそうであったように。

マルクス/エンゲルスの述べた、「プロレタリアートの執権(ラテン語のディクタツーラ)」とは、分立された国家権力の各部分(三権)ではなく、共産党(共産主義者同盟)が国家権力の全体、つまり全権力を握るということを意味している。これは、英米法流の自由保守主義に基づく法の支配の破壊である。

社会主義法は大陸法の亜流であるが、大陸法は人定法至上主義に基づく法治主義であり、英米法流の法(≠人定法)の支配を軽視する。マルクス/エンゲルスの法概念は権力の道具としての法である。すなわち、大陸法の人定法至上主義を借用した、「プロレタリアート(という名の共産党[共産主義者同盟])の執権」、これが、旧ソ連・東欧の社会主義諸国において、共産党の絶対権力により国民の自由がことごとく蹂躪された歴史の根本的な元凶である。

ヒトラーおよびナチス・ドイツの統治を法の支配を破壊する「命令法学」によって正当化(弁護)した、詭弁法学者のカール・シュミットによれば、「過去から未来に渡る民族共同体の慣習たる法(≒國體)こそが憲法であり、ドイツ第三帝国の総統たるアドルフ・ヒトラーは、この民族共同体の全ての法の法源に由来し、民族の意志を体現する指導者である」という。

「私は、議会の信任によって国民の代弁者としての地位と権限を与えられた。ドイツ国民の言葉が私の言葉である。ドイツ国民のみに私は従属する。」(A・ヒトラー)

これは、ルソーの云う典型的な一般意思に基づく統治の表明である。即ち、一般意思の体現者がヒトラーであり、その権威は民主主義によって担保されていた。ナチス・ドイツは、民主主義至上主義の極左思想家であるルソー流の「一般意志」と反動保守の「國體」観念との悪魔合体である。

極左思想の「一般意志」と極右思想の「國體」観念は、その底流(すなわち、為政者による法の支配の破壊)において共通である。この極左と極右の悪魔合体こそが、ヒトラーとムッソリーニによる法の支配の破壊の正体である。

ムッソリーニもヒトラーも、ボナパルティズムの亜流であり、ナポレオンの劣化コピーの域を出るものではない。このような人定法の命令を至上の法と看做す統治は、英米法流の法の支配の破壊そのものであり、ボナパルティズムとフランス革命のイデオロギーは、法の支配の破壊という本質において同一である。

カール・シュミットの詭弁を、合衆国憲法起草者であるアレクサンダー・ハミルトンの『ザ・フェデラリスト』における「司法部の権能と判事の任期」よりの引用と比較してみよう。

「権力を制限する憲法とは、立法権に対して特定の例外、例えば私権剥奪法とか事後法などを通過させてはならないことを規定した憲法を意味する。この種の権力制限は、憲法の明白な種子に反する一切の立法行為を無効であると宣言するのが裁判所の義務なのである。」

「立法行為を、憲法に違反しているがゆえに無効と宣言する裁判所の権利(※違憲立法審査権)に関して、【この理論は結局のところ、司法部の立法権に対する優越を意味する】。」

この立法権に対する司法権の優越たる違憲立法審査権が存在しなければ、法の支配は成立しない。

重要なことは、司法権にコモン・ロー審査の権能が与えられていることである。合衆国憲法が初めて規定した司法による違憲立法審査権は、エドワーズ・コーク卿の『コーク判例集』の「コモン・ローは制定法に優位する」との法理を発展的に継承したものである。

法の支配の担保とは、為政者の権力の肥大化(権力欲の暴走)を抑制するのみならず、法律(人定法)の制定者たる為政者にコモン・ローを含む法≒ノモスの縛りを課すで、為政者の立法者としての権能と裁量を最小化させることである。

すなわち、法律(人定法)の制定者兼警察権の行使者たる為政者には、コモン・ローの審査員たる権能は与えては絶対にならないのである。ノモスの裁定権は、国民でも為政者でもなく、司法権に付与されるべきという立場が、ハミルトンの立場であり、コーク卿の本意でもある。
d7d0d4c6 anonymous 2023-02-05 00:13
>>062c6e6b

古典派及びマルクス経済学の前提である労働価値説自体がアービトラリー(まやかし)である。思弁ではなく観察(オブノーシス)に基づく経済学を確立しようと思うならば、アダム・スミスとデヴィッド・リカードの労働価値説から疑うべきだ。ここからが、リアル経済学であるオーストリアンの出番となる。

例えば、ブランド商品の付加価値などは労働価値説では説明できない。商品価値とはなんだろうか?それは、相対的(可変的)なもので、労働の介在の有無に関わらず、単に「稀少性」と定義する。

LRHが講演で述べているように、「価値の本質とは(単に)稀少性」である。稀少性≒価値は、財及びサービスの交換(エクスチェンジ)における相対的な欠乏で決まる。通貨(信用貨幣)の流通量に対して財/サービスの稀少性が高まればインフレーションであり、逆に、財/サービスの流通力に対して、通貨(信用貨幣)の流通の稀少性が高まればデフレーションである。オーストリアンも、LRHと同様の結論である。

LRHとは、「資本主義とは、欠乏のゲームである」と言う。その通りである。価値は欠乏によって変化するのだ。アービトラリーなのはマルクス/エンゲルスの理論のほうなのだ。
c01b1a81 anonymous 2023-02-05 00:33
>>d7d0d4c6

旧ソ連・東欧の社会主義国家はスターリン主義国家であり、マルクスの構想した社会主義国家ではない。だから、社会主義の実験は終わっておらず、失敗もしていないという主張が未だに存在する。だが、マルクスの構想を忠実に実装しようと奮闘した国家が存在した。それが、旧ユーゴスラビアの自主管理社会主義である。

マルクスの展望した社会主義の要件とは、「労働の開放(生産および労働と産業の民主化)」と「(市場と通貨を介さない)社会的計画生産」と「(自然改造や技術革新による)生産力の飛躍」の三つである。この同時達成は不可能である。

ソ連や(ユーゴ以外の)東欧諸国は、マルクスの“実現不可能な”命題の実装を、行政的な産業編成に基づく企業の国有化と共産党および政府の官僚による統制計画経済(事実上の配給制)で誤魔化して逃げた。

ティトー率いるユーゴスラビアでは、レ・スターリンモデルの社会主義に対抗するために、マルクスの命題に関して、アソシエーションに基づく「労働の開放」を優先した。もちろん、マルクスが展望した労働証書に基づく社会的計画生産は、最初から不可能だった。徴税も通貨(信用貨幣)に基づく賃金も温存されたし、中央計画経済はソ連型の党の独裁化を招くことが不可避である。ゆえに、市場を介した社会主義となった

旧ユーゴスラビアの自主管理社会主義においては、企業(正しくは労働連合組織)は、労働者評議会を通じた職場の代議員(リコール有り)によって統治され、また居住のコミュニティーにおいては、地域の代議員(リコール有り)を選出する(職場の代議員と地域の代議員は頂点の連邦議会で融合)という直接民主制が採用されていた。

自主管理社会主義モデルは、ティトーがスターリンに対抗するために、マルクスの理論に最大限忠実に、①資本≒企業という概念の解体(アソシエーションとしての連合労働)、②労働者による生産(手段)の直接管理、③国有でも私有でもない「社会的所有」概念の導入を行った。これは、完全な社会実験だった。

だが、難攻不落のティトーにおいても、実装不可能なマルクスの命題があった。それが、通貨の廃止(マルクスは「労働証書」を以って通貨と代替させることを構想した)および市場の廃止であった。結局、通貨と市場(これは実質的に「配給制」の旧ソ連・東欧の社会主義国には存在しなかった)は温存された。

ユーゴ(ティトー)流の自主管理社会主義だと、生産(産業)は民主化されるが労働分配が過剰になり、長期の投資が停滞する。生産(産業)における民主主義と効率性や生産性は相反する。生産における民主主義を重視するなら、生産性は諦める必要がある。

高度な生産力と産業(生産)における民主的意志決定は両立しない。なぜなら、経済における民主的意志決定の導入とは非効率そのものだから。そもそも、民主主義とは意志決定における非効率性とコストの許容。経済における民主主義より、生産力を重視するなら、資本主義市場経済の一択しかない。

労働の開放を重視するなら、ユーゴ型の自主管理社会主義になるし、社会的計画生産を重視するならソ連型の官僚統制経済になる。どちらも破綻した。もちろん、生産力と生産性を重視するなら、資本主義市場経済しかない。社会主義では生産力が飛躍するどころか、“墜落”不可避だからだ。
391ab831 anonymous 2023-02-05 00:47
>>c01b1a81

『ゴータ綱領批判』でマルクス/エンゲルスは、社会主義の体制においては、搾取が廃止される社会主義社会においては、「社会的控除」を除いては全て労働者の労働に応じた分の価値(消費手段即ち財やサービスを選択し購入する権利)が還元(分配)されると述べている。では、この社会的控除とは何か?

第一のカテゴリーは生産のための社会的控除であり、第二のカテゴリーはそこからさらに公共的なニーズ充足のための社会的控除が差し引かれる。第一のカテゴリーにおいては、①再生産、②拡大再生産、③保険としての基金である。

第二のカテゴリーにおいては、①生産の行政管理(企業の間接部門を含む管理運営や官僚機構)部分、②学校・公営住宅(社宅)・病院・社会インフラのような公共ニーズの部分。③労働不能者のための社会保障である。これら、①の一部と②と③は、資本主義国家の税金(徴税)に相当する。

この社会的控除の第二のカテゴリーにおいて、マルクス/エンゲルスは、①の生産の行政管理部分(企業[正しくは労働連合体]の管理運営部門や官僚機構)は、資本主義社会に比べて著しく減少し、②の公共ニーズ充足の部分は、資本主義社会に比べてますます拡大するだろうと述べている。

しかし、現実の旧ソ連・東欧諸国の社会主義体制を見ればわかるように、社会主義体制においては、上記①の生産管理部分(官僚機構)は、資本主義国家と比較して著しく肥大化した。ゆえに、社会主義体制においては、生産力が飛躍するどころか、リソースの浪費とイノベーションの停滞により著しく低下した。

また、官僚機構の肥大化とともに、国家の三権を支配下に置き、法の支配に縛られない共産党国家の絶対権力は、宗教警察的なイデオロギーによって国民の思想信条を統制し、それはまさに形而上学という上部構造による神権政治の唯物論版そのものであった。

マルクス/エンゲルスの述べたブルジョアジーによる階級支配というおとぎ話は、旧ソ連・東欧諸国においては、国家権力に寄生するノーメンクラツーラ(共産党幹部≒赤い貴族)という特権階級の支配にそのまま応用された。

社会主義国家の階級は出生で縛られる(つまり選別される)ゆえに、完全な貴族階級の支配する階級社会である。共産党に搾取される末端の労働者と農民階級は、居住と移動の自由も職業選択の自由もない奴隷階級である。階級が生まれで固定されているという残虐非道さは、資本主義社会の資産や所得に基づく格差の比ではない。
bafbefb1 anonymous 2023-02-05 00:49
>>8d36476e

下部構造と上部構造という社会構造の階層概念こそがアービトラリーの産物であり形而上学である。統治形態と生産/交換様式と文化/民俗/イデオロギーは、並列の相互作用の関係にある。マルクスは法秩序を上部構造と呼んで軽視したことが、法の支配(≠法治主義)および三権分立を破壊する共産党独裁の国家体制(党治支配体制)の成立をもたらす元凶となった。

マルクス主義の弁証法(弁証法的唯物論と史的唯物論)には、重大な欠陥が存在する。それは、ヘーゲルの絶対精神を無理やり共産主義に置き換えただけのものなので、共産主義で歴史が終わってしまうということである。つまり、事象のダイナミックを扱う弁証法でありながら、スタティックな形而上学(≒神学≒イデア)がゴールとして組み込まれてるのである。私がマルクスの思考を幼稚だと述べたのは、(能力に見合わない)壮大なビジョンを描こうとしながら、その中身が余りにも杜撰だからである。

そもそも、共産主義というユートピア自体が、地上に天国(神の国)を作るというローマ・カトリック教会の唯物論版でありし、マルクスのアソシエーショニズム(アナーキニズムの一種)としての共産主義は、イスラム教スンニ(主流)派のカリフ制アナーキニズムの社会体制とそっくりである。

マルクスの想定する共産主義は、①社会の生産力が高度に飛躍し人間が必要労働から開放され、②暴力装置としての国家権力が不要になる社会(それは擬制法人としての国民国家体制≒ウェストファリア体制の解体に他ならないだろう)という二重の要件が課されているが、そもそも社会の生産力と統治形態は別物である。

共産主義の本質はアソシエーションに基づくアナーキズムなのだが、そのアナーキズムを実現する過程でプロレタリアート独裁という強大な国家権力を求める。マルクス主義は、国家の法制度を下部構造である経済(階級)関係に従属する上部構造と呼び軽視する。ここで、権力分立や法の支配は機能しなくなる。

労働者の独裁はすぐさま共産党の独裁に置き換えられ、共産党(員)の独裁はやがて中央委員会の独裁に置き換えられ、中央委員会の独裁は政治局(員)の独裁に置き換えられ、最終的には政治局の独裁は、一人の書紀長という名の最高権力者に置き換えられた。

この最高権力者である共産党中央委員会政治局員のトップたる書紀長は、それ以前のどの時代、どの国家の専制君主よりも強大かつ万能な権力を持っていた。それは、まさに、地上を支配する神のごとき絶対権力であった。
1a86bb99 anonymous 2023-02-05 00:59
>>f6094fa2

共和制と民主制は異なる。アメリカ合衆国は立憲民主制ではなく立憲共和制なので、人民主権という発想は存在しない。

人定法たる社会法は、人間が合意し運用するものなので当然エラーが付き物である。そのために、権力欲を抑制し統治権力を分散させるための立憲的な権力分立システムが必要になる。フランス革命のような人民主権の直接行使は、テロルと全体主義による圧政をもたらす。

アメリカの独立革命が成功したのは、トマス・ジェファーソンがフランス革命の失敗の過程を間近に観察していたからである。ゆえに、彼は人民主権による人民民主制ではなく、権力分散型の立憲共和制の政体を選択した。

LRHが述べたように、「制限なき自由」と「自由なき抑圧」は同じ結果をもたらす。フランス革命の制限なき自由は、為政者の“一般意思”による人民主権の行使をもたらし、これがテロルと圧政を招いたのである。

イギリスの成文憲法典の一部を構成するマグナ・カルタ、権利請願、権利章典、王位継承法等には、英国臣民の権利は定められているが“人権”なる概念は存在しない。では、アメリカの合衆国憲法はどうか?

アメリカの権利章典(憲法修正第1条から10条)にも、フランス革命の産物である人権や国民(人民)主権の概念は登場しない。なぜなら、1789年のフランス人権宣言に二年先立って合衆国憲法は起草されたからである。ちなみに、アメリカで権利章典が憲法修正で追加されたのが1790年。

だが、アメリカは権利章典においても、フランス革命流の人権概念を採用しなかった。アメリカ合衆国憲法が世界最長の成文憲法として現在も存在し、自由と秩序を曲がりなりにも維持したのに対して、人権概念を“発明”したフランス革命は圧政とテロルに終わり、憲法すらまともに施行されなかった。

もともと、人権と人民主権思想はフランスの革命思想のパッケージの一部である。これは、立憲主義をコモン・ローを含めた「法の支配」と捉える英米法の憲法観と、立憲主義を為政者による「法治主義(その結果がナチス・ドイツと旧社会主義国の命令法体系)」と捉える大陸法の憲法観の違いが関係している。

英米法に基づく憲法観では、フランス革命流の人権思想のみならず、国民(人民)主権という概念も存在しない。なぜなら、主権とは無制限の権力であり、為政者であれ国民であれ無制限の権力を与えるなら、立憲主義に基づく法の支配は崩壊するからである。

イギリスの政体は立憲君主制であり、アメリカの政体は立憲共和制である。どちらも、立憲民主制でないことに注目してもらいたい。合衆国憲法が、憲法空位も暴力革命もクーデターも独裁も生まずに、世界最長の成文憲法として存在しているのは、デモクラシー(民主主義)に対する懐疑と専制政治と衆愚政治のバランス感覚を持っているからである。

人権思想を発明したフランス革命が生んだ圧政とテロル、憲法空位と使い捨てされる憲法、王政復古とナポレオンの専制政治といった成果と、自由と秩序をもたらし世界最長の成文憲法として生き長らえた合衆国憲法のどちらが正解だったかは、歴史から明らかである。

繰り返すが、トーマス・ジェファーソンはフランス革命を間近に目撃して、そのフランスの統治(憲法)観の破壊性を認識した。合衆国憲法はフランス革命の教訓を元に、ルソー流の人民主権論を排除することで権力が暴走しないように設計された。

英国のエドワード・コーク卿の述べた「国会主権」は、二重の意味で誤読を生みやすい表現である。

まず、ここでコーク卿が云う「主権」とは、無制限の権力でも対外的な国家主権でもなく、コモン・ローを含むノモスの裁定権の主体者を指す。次に、ここで云う「国会」とは、当時の英国における高等法廷としての国会である。つまり、司法権にノモスの裁定権が付与されるべきということである。

ゆえに、コーク卿の「国会主権論」を曲解して、国民や為政者に無制限の立法権と権力を付与する人民(国民)主権論やノモス主権論≒為政者主権論を導き出すことは誤りである。コモン・ローを含むノモスの裁定権は、国民でも為政者でもなく司法権に付与されるべきという立場が、コーク卿の本意なのである。

法とノモスは同義であり、法(法≠人定法)とは自由を担保するためものであるから、法の支配とノモスを切り離すことはできない。

人民(国民)主権論も君主主権論もノモス(共同体)主権論も、同じ穴の狢である。ノモス主権論は、ノモスを規定するのは、結局、為政者に他ならないので、為政者主権論である。権力分立に基づく法の支配は、人民(国民)であれ君主であれ為政者であれ、主権という名の無制限の権力を誰(またどの機関)にも与えない。

英国の法の支配(≒立憲主義)の発展の歴史は、一貫して権力を抑制することであった。エドワード・コーク卿の後に出現したジョン・ロックは、「抵抗権(革命権)」なるものを提唱したが、英米法には本来、抵抗権なる思想と無縁であり、ジョン・ロックは異物として位置付けるべきである。

加えて、マルクスが称賛した抵抗権(革命権)なる代物は、法の支配の概念の希薄な人定法至上主義の大陸法諸国に必要となる思想である。法の支配とは、抵抗権など不要となるように主権者の存在を排し、国家権力を抑制することであるから、そもそも抵抗権が必要とされる状況は憲法(秩序)の失敗に他ならない。

よく誤解されるものが、合衆国憲法における民兵組織と国民の武器所有≒武装権の規定(修正第二条)であるが、これは抵抗権の合憲化ではなく、連邦政府の常備軍による権力の独占と肥大化を抑制するための条項である。

とは言え、合衆国憲法そのものも、内在する欠陥により、今や機能不全に陥っていると言わざるを得ないが。
ac9e8738 anonymous 2023-02-05 01:01
>>f6094fa2

訂正、

エドワーズ・コーク→エドワード・コーク
4509b32f anonymous 2023-02-05 01:13
>>83dd6a61

マルクスは資本論において、国家権力に基づく警察権を担保とした徴税権と通貨発行権を扱わなかった。また、政府の経済的機能を分析しなかった。この結果、後に撤回されるこよになる、プロレタリアートの「絶対窮乏化」なる珍説を説いた。そもそも、いくら資本家が搾取しようが、商品は生産しただけでは売れない。消費者に買ってもらわねば企業の利益は出ない。その消費者の大多数は労働者たるプロレタリアートである。資本家が利益を惜しんで労働者から搾取したこころで、労働者に消費者たる購買力が存在しなければ、せっかく資本家が“搾取”して作らせた商品も在庫の山である。当然、利益など出るはずもない。赤字経営だろう。ところで、赤字経営で、資本家はどうやって労働者から“搾取”するというのだろう?

マルクスが捨象した現代国家の経済的な政府機能(財政・金融政策)は、マルクスのやポスト・ケインジアンの系譜を継ぐ異端派経済学であるMMTなどで論じられてはいる。だが、このMMTなる理論も、所詮は失敗に終わったケインジアンおよびニューディール政策の焼き直しであり、国家主導で官製需要の比重を引き上げ、民間需要のリソースを毀損するだけの反自由主義経済学に過ぎない。
c5dafca2 anonymous 2023-02-05 08:11
>>b0fd9866

それは、LRHのキリスト教に対するリップサービス(ポジショントーク)であろう。後に創設されることになるサイエントロジー教会も、外形的にはプロテスタント系のキリスト教会を真似ている。

ユダヤ教の軍事的神秘主義の過激派であったクムラン教団ゼデク派を母体とする原始キリスト教(パウロ教、後のローマ・カトリック教会)の覇権は、古代ヨーロッパから中東に至るまでの地中海沿岸で繁栄し、古代ギリシアと古代ローマまで存続した土着のアニミズム的な多神教とグノーシスの肥沃な知的遺産(図書館に保管された古文献の破却や歴史改竄)・文化伝統(寺院や共同体や学校)・人命(教師や僧侶といった知識階層)に対する大規模なジェノサイドによって確立した。母なる大地の神々は、得体の知れない父権主義かつ単身の宇宙神(God)に置き換えられた。

古代のヨーロッパ大陸で起きた、古代ヨーロッパの先住民に対する狂乱のジェノサイドは、被害者であるヨーロッパ人自身によって再現された。それが、アメリカ大陸におけるヨーロッパ人の入植において起きた、アメリカ大陸先住民(ネイティブ・アメリカン)に対する大規模なジェノサイドである。

かつてキリスト教に征服(侵食)された古代ヨーロッパの先住民の末裔は、時代を超えて今度は、アメリカ大陸においてキリスト教の狂信に基づくジェノサイドを実行した。かつての被害者たちの子孫は、時を超えて加害者となった。このジェノサイドによる暴力と征服の連鎖は、明らかなオバート−モティベーター連鎖を示すものである。
600144b0 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-05 16:11
>>1f8b3ddd

マルクスにとっての物品や商品の価値は交換価値だ。この点でマルクスはリカルドの投下労働悦を引き継いでいる。価値は市場における交換で決められる。ゆえに、二倍の量の物品やサービスを提供しても、二倍の付加価値を生み出せるとは限らない。
f93b359e Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-05 17:32
>>f6094fa2

マルクスはブルジョワ革命を高く評価したが、その理由はその革命が上部構造と下部構造の分離を実現したからではない。 マルクスは封建制度の崩壊→ブルジョワ革命→社会主義の実現と資本主義による世界統合→共産主義の実現を社会体制の必然的遷移だと考えたのだ。

フランス革命とアメリカ独立の違いの詳細をどれほど並び立てても、その両方がブルジョワ革命であることに変わりはない。

アメリカの法体系に、ギリシャの怒りや気概に由来するドイツやフランスの社会慣習と法の影響が大きいことは、アメリカの政治学者フランシス・フクヤマに指摘されて久しい。 "法の支配" と "法治主義" は法の表面的形式の違いの話であり、法が何を規定するのかということとは別である。 だから、アメリカにもフランスと同じ尊厳の概念があり、フランスでも商慣習が法のある部分を形成している。

また、アメリカは労働組合が非常に強力な国家でもあり、宗教を教会ではなく国民が所有する国でもある。 

プロレタリア革命はすでに実現している。 ほぼあらゆる国家の人口の大部分はプロレタリアであり、その国家の国民のそれぞれが人為に平等な条件で参政権を得ているならば、その国家は既に革命後の歴史を歩んでいる。 マルクスが国家体制に突きつけている注文は民主主義の実現のみであり、自由市場、成果主義、社会福祉はゲゼルシャフトの在り方の理想として表明されているものの、マルクスはそれらの実現方法について具体的には何も述べず、後の時代の子に委ねた。

"プロレタリア執権" は三権分立を含んでいる。 これは、 "ブルジョア執権" が三権分立を実現していてもなお "ブルジョア執権" と呼ばれたのと同じだ。これを知らない人はマルクス思想に対して門外漢であろう。

"過去から未来に渡る民族共同体の慣習たる法(≒國體)こそが憲法であり" ... これはイギリスの慣習法の考え方でもある。よって、イギリスは "憲法" と称される法律を持たない。

社会契約においてルソーを特異なるものと見なすことは一般的ではない。  ロックもルソーも社会契約成立前の人の自然状態から論を進めている。 イギリスとフランスの間の法の表面的形式の違いは、ロックとルソーの間の思想の違いに起因するものではない。

«資本論» は資本主義についてのマルクスの分析の結果をまとめたもので、それ自体は政治的な注文を含んでいない。 "絶対窮乏化" は第2次世界大戦後に国際社会から広く論証されてきた。 その結果の一部は、現在の資本主義は社会主義によって修正されていることに現れている。
b80583ac Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-05 17:40
1951年11月, 戴安寧聴聞士公示 第2巻 第5号 ❝Freud’s development in 1894 was largely intuitive and he himself concluded it to be unworkable in 1920.❞

これも平凡な間違いだ。フロイトは1920年に出版された «快楽原理の彼岸» でも リビドー (= 菜園で言うところのダイナミック) などに関する以前からの主張と臨床におけるその有用性を取り下げていない。 フロイトはこのころ "反復強迫" と名付けた現象に関心を寄せ始めたが、それも1894年の時と同じく患者や幼児を観察することから得られた見識によるものであり、研究方法も変わっていない。 変わったのは観察の対象が広がったことなのだ。
7ae7f4db Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-05 17:50
1951年12月, 戴安寧聴聞士公示 第2巻 第5号 «決意の処理» ... これはGPM処理と旧OT VIIIに直結している。 幅度が傑出した聡明さを見せることもあるので、油断ならない。
0e919510 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-05 19:53
>>7ae7f4db
第5号 → 第6号
5d68b00a Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-05 20:10
1951年11月, 戴安寧聴聞士公示 第2巻 第6号 幅度: ❝物事を経験したいという気持ちが弱まると、人は、変わらないもの、安全だと自分が信じるものついての決して変わらない見通しを求めるようになる。この "安全" を手に入れれば、自分はもっと良く "経験" できると彼は感じるのだが、安全という目標は経験することなしには手に入らない。❞

1951年の幅度のこの発言は、後の幅度の痛々しいほど当てはまってしまう。 技術と組織運営の方法を固定し、進歩を拒もうとしたことで、少なくとも教会は時代遅れの不人気なものになっていった。 1990年時点で世界中の組織の中央ファイルの名前を数えれば800万に達していたが、今や、教会の職員と顧客を足しても3万5千人くらいにしかならない。

今や菜園は論’s、自由領域個人、度路琉など競合団体によっても実践されている。 こういう状況において、菜園教会も交換価値についてもっとまじめに考えるべきだ。
b4008d9b anonymous 2023-02-05 20:53
>>600144b0

全く反論の体を成していない。マルクスは商品の交換価値と使用価値を論じた。だが、市場において交換されないものは商品とは呼べない。従って、交換価値が使用価値および非使用価値(ブランド価値)である。そして、価値の源泉は稀少性すなわち欠乏の程度である。

マルクスが古典派経済学のアービトラリーの系譜を受け継いでいることは、マルクスの正しさの証明にはならないのだ。
d466e674 anonymous 2023-02-05 21:27
訂正

法の支配と法治主義の違いは、法と人体法の違い



法の支配と法治主義の違いは、法と人定法の違い
3038284a anonymous 2023-02-05 21:27
>>f93b359e

「マルクスは封建制度の崩壊→ブルジョワ革命→社会主義の実現と資本主義による世界統合→共産主義の実現を社会体制の必然的遷移だと考えたのだ。」

⇨待ちなさい。社会主義とは、マルクス主義の定義上、共産主義の発展途上の(入口の)段階である。「資本主義による世界統合→共産主義の実現」とは、100年前のレーニンの帝国主義論とインターナショナルの革命論だろう。その“考え”こそが唯物論神学に過ぎないのだ。

「フランス革命とアメリカ独立の違いの詳細をどれほど並び立てても、その両方がブルジョワ革命であることに変わりはない。」

⇨私はブルジョア革命という概念が正しいと思うゆえに、ブルジョア革命説は正しいと言っているにすぎない。それは、マルクス教である。オールド・タイマー氏は、統治形態の違いを無視して同じだと強弁するが、中身の反論は全くない。お話にならない。

「アメリカの法体系に、ギリシャの怒りや気概に由来するドイツやフランスの社会慣習と法の影響が大きいことは、アメリカの政治学者フランシス・フクヤマに指摘されて久しい。 」

⇨フランシス・フクヤマ(笑)が論拠か。オールド・タイマー氏の頭は、アービトラリーのガベージコレクションか。

「"法の支配" と "法治主義" は法の表面的形式の違いの話であり、法が何を規定するのかということとは別である。 」

⇨何を言っているんだね?法の支配と法治主義の違いは、法と人体法の違い、言い換えるなら、TaoとReasonの違いだ。法の権威そのものの源泉の違いである。

「プロレタリア革命はすでに実現している。 」

⇨いったい何を言っているんだい(笑)?『共産党宣言』から読み直してくれ給え。

「"プロレタリア執権" は三権分立を含んでいる。 これは、 "ブルジョア執権" が三権分立を実現していてもなお "ブルジョア執権" と呼ばれたのと同じだ。これを知らない人はマルクス思想に対して門外漢であろう。」

⇨こんなことをしたり顔で書けるのは、本当に無知な人間のみである。いいか、執権(ディクタツーラ)とは、三権それぞれの権力ではなく三権を含む全ての権力だ。その全権力をプロレタリアート(実際プロレタリアートの代表を自称する共産党[共産主義者同盟])が掌握することを、「プロレタリアート執権」と呼ぶのだ。フランス革命においては、共産党の絶対権力のポジションに「憲法制定権力」が置かれた。故に、社会主義体制では、必然的に三権の上位に共産党の絶対権力が君臨する統治形態にならざるを得ないのだし、実際にそうなった。その結果は、法の支配の破壊による国家権力の暴走である。

「"過去から未来に渡る民族共同体の慣習たる法(≒國體)こそが憲法であり" ... これはイギリスの慣習法の考え方でもある。よって、イギリスは "憲法" と称される法律を持たない。」

⇨だから書いただろう。英国では、コモン・ローを含むノモスの裁定権は司法が担うのだと。大陸諸国では、警察権と立法権を持つ為政者がノモスを裁定した故に、ボナパルティズムやファシズムやナチズムといった法の支配の破壊を招いたのだと。

「イギリスとフランスの間の法の表面的形式の違いは、ロックとルソーの間の思想の違いに起因するものではない。」

⇨誰が、英国の法思想の代表がロックだなどと述べたかね?
c0d35e86 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-06 01:04
>>b4008d9b

自由市場での交換価値を理論の前提にしているので、マルクスは政府が物品やサービスの価格を決定することを想定しなかった。だから、そなたが想像した "いかなる基準で商品/サービス(マルクス主義の用語では消費手段)の価値(※価格とは言わない)を定めるか" という問題は、マルクスの理論に存在しないのだよ。 交換価値を理解できなければ、マルクスを理解することはできない。
0eae6547 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-06 01:22
>>3038284a

イギリスやアメリカの法の支配とヨーロッパ大陸側の法治主義の間にある違いは、社会において法が何かを実現した経緯についての違いにすぎず、法の効力の本質的な違いとはならない。イギリスの人権とフランスの人権が実際に大きく異なるということはない。

現代のイギリスでは法の支配と法治主義の違いが表面的で形式的なものにすぎないことが広く理解され、両者を同一視する見解が多い。イギリス人の "古き良き法と法の支配は異なる" は 法の支配が "古き良き法" から切り離され、 法治主義と同一視されるものへと変化したことを示している。
6f904473 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-06 01:26
>>3038284a

マルクスは三権分立が成立している場合のブルジョア支配についても "ブルジョア執権" という言葉を使っている。だから、 "プロレタリア執権" と "ブルジョア執権" の間で、 "執権" の意味に違いはない。 ブルジョワ執権体制はブルジョワが立法、行政、司法を掌握し、プロレタリア執権体制ではプロレタリアがそれら三権を掌握している。 いずれも単独の独裁者が三権を掌握するということを意味するのではない。
0c9d6d89 Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-06 01:36
"ヒトラーおよびナチス・ドイツの統治を法の支配を破壊する「命令法学」によって正当化(弁護)した、詭弁法学者のカール・シュミットによれば、「過去から未来に渡る民族共同体の慣習たる法(≒國體)こそが憲法であり、ドイツ第三帝国の総統たるアドルフ・ヒトラーは、この民族共同体の全ての法の法源に由来し、民族の意志を体現する指導者である」という。"とそなたは述べた。ヒトラーがシュミットに同意できたのであれば、ヒトラーを生んだのは大陸法ではなくイギリスのような慣習法であるということになる。

イギリスの貴族院は立法機関であるとともに、20世紀においても最高裁判所であったことを思い起こすといい。イギリスにおいて貴族の暴走を防いでいるのは、庶民院が立法において貴族院に優越し、なおかつ、王冠の所有者であることだ。
c2ed85fd Old Timer i1b5ibip3kS 2023-02-06 01:38
なお、2009年にイギリス貴族院から最高裁判所機能は剥奪された。イギリスは徐々に大陸側の法治主義にサヤ寄せしてきたが、21世紀初頭にもその傾向は続いていたのだ。
7adc32b2 anonymous 2023-02-06 03:04
>>c0d35e86

マルクスが想定した「社会主義社会に自由市場を前提にしていた」とは貴方の戯言に過ぎない。市場メカニズムを介してはマルクスの構想した社会的計画生産はできないのだ。自由市場を介在させるなら、最初から、資本≒企業の賃労働に基づく資本主義市場経済で良いことになるだろうが。マルクスが構想した資本≒私有化を廃止して、アソシエーションに基づく社会的連合労働に昇華させる必要も、通貨(信用貨幣)を廃した労働証書による分配も最初から要らなかったことなる。まあ、実際にも、人類の文明発展を阻害した有害思想のマルクスは要らない思想家だったわけだが。

何度も言うが、商品価値すなわち交換価値の本質とは稀少性であり、稀少性は欠乏の度合いによって決まるのだ。いくらマルクス教信者が“信じなければ”マルクスは理解できないと言ったところで、古典派経済学やマルクス経済学のアービトラリーを信仰している限り、貴方が現実の経済社会を理解することはないだろう。
019de25a anonymous 2023-02-06 03:09
>>0eae6547

法の支配はコモン・ロー“だけ”では成立し得ない。権力分立や個人の消極的自由の担保(個人の消極的自由を侵害しない範囲での個人又は集団の積極的自由の容認)、違憲立法審査権を有する司法権の優位、これらが存在しなければならない。それは、コモン・ローが法の支配と切り離されたことを意味しない。法の支配の一部として含まれているのだ。それがなければ、違憲立法審査権自体の法源が成立しなくなる。
5cbb5e37 anonymous 2023-02-06 03:20
>>0c9d6d89

貴方の反論はいつも同じパターンだ。一面を切り取り、我田引水を始める。オールド・タイマー氏には、詭弁家の素養が多分にある。

「私は、議会の信任によって国民の代弁者としての地位と権限を与えられた。ドイツ国民の言葉が私の言葉である。ドイツ国民のみに私は従属する。」(A・ヒトラー)

私はこのヒトラーの言葉を引用して、これはフランス革命の思想的ベースとなった極左思想家であるルソー流の(法の支配を破壊する民主主義至上主義に基づく)「一般意志」の体現であり、これは反動保守(極右)の「國體」観念との悪魔合体であると述べた。大日本帝国憲法がそうであったように、極左の「一般意志」も極右の「國體(ノモス)」も、為政者自身が裁定するならば、独裁体制だろうと民主主義体制だろうと、法の支配の破壊は免れない。
69390227 anonymous 2023-02-06 03:31
>>019de25a

英国流の“国民の”権利とは、共同体の法の支配に基づく個人の消極的自由の担保のことである。英国の法の支配の発展は、自由主義(※集団の積極的自由を個人の消極的自由よりも優先する現代の左派リベラリズム≒進歩主義のことではない)および個人の消極的自由の拡大の歴史であった。

一方、フランス革命を契機とする人権なる概念は、特定の個人又は集団(政府を含む)の積極的自由が、権利として個人の消極的自由を侵害することを抑制でき得ない。これが、プロレタリアート執権(共産党による党治体制)の社会主義法ではもっと露骨になる。旧ソ連・東欧諸国の国民が、憲法に規定された人権が存在するにも関わらず、奴隷階級のような被抑圧民の立場に従属させられたのは、権利の拡大解釈に基づく個人の消極的自由の侵害の担保が為され得なかったからである。
31491f78 anonymous 2023-02-06 03:45
>>c2ed85fd

そんなwikipedia並みの知識など、こちらは百も承知だ。したり顔で御高説垂れるほどのものではない。

「イギリスにおいて貴族の暴走を防いでいるのは、庶民院が立法において貴族院に優越し、なおかつ、王冠の所有者であることだ。」

⇨権力機関の抑制と均衡という概念を知らないのか?庶民院が、ルソー流の人民主権論および民主主義絶対主義に基づく万能の権能であったなら、法の支配は担保されない。

歴史的に、貴族(院)が王権を剥奪し、次いで庶民院が貴族から王権を剥奪したのは事実だ。故に、王冠は庶民院に存在し、21世紀の初頭まで司法権は貴族院内に存在した。また、英国の場合、庶民院の最高委員会が内閣である。加えて述べれば、国王/女王も議会に含まれる。つまり、国政の全ての権能が議会で完結している(いた)のだ。これは、もちろん、英国の歴史を踏まえた形式(※英国は破綻しない限りは伝統的形式を尊重する)であり、実質的な三権分立が機能していないということではない。
10fdb13c anonymous 2023-02-06 05:07
オールド・タイマー氏の思想を並べてみる。

・ヘーゲルを知らないマルクス教。マルクス/エンゲルス流の稚拙かつ幼稚な弁証法的唯物論と史的唯物論(※歴史学として最も幼稚かつ杜撰な歴史分析)を未だに信仰なされている。

・ルソー流の民主主義至上主義に基づく人民主権論者である。

・自由社会の個人の消極的自由の担保に基づく法体系と法秩序より、全体主義社会の集団による積極的自由の実現を重視する。

・英米法流の法の支配より大陸法流の人定法に基づく法治主義(※戦前の大日本帝国憲法もその一つ)を好む。

・法の支配に基づく自由主義より、民意あるいは為政者の一般意志の裁定に基づく民主主義に価値を置く。民主主義に基づく専制国家(「プロレタリアート執権」)は容認(というより推奨)する。
169dada8 anonymous 2023-02-06 06:44
>>31491f78

なお、ブレア政権によって貴族院の最高裁の権能が剥奪されたことは、英米法流の法の支配から大陸法流の法治主義への接近などという反動(あるいは人民主権的な民主主義≒為政者絶対主義への迎合)とは何の関わりもない。

実質的に英国は権力機関の分立(三権分立)を含む法の支配(すなわち真の立憲主義)が実現されていた。貴族院からの最高裁権能の剥奪は、漸進主義的改革(機が熟した結果)に基づいて、三権分立を内実のみならず外形的にも担保したものであり、むしろ法の支配の強化である。

なお、これもわざわざ述べておかないと、オールド・タイマー氏の性格上、言質で揚げ足を取られる可能性があるので付言するが、立憲主義は成文憲法と不文憲法とを問わない。いくら憲法典が存在しようとも、旧ソ連・東欧諸国のマルクス・レーニン主義に基づく共産党政権のように、運用において権力分立や個人の消極的自由の担保を含む法の支配(に基づく自由社会の法秩序)が担保されていなければ、立憲主義に基づく統治形態とは看做せない。

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